【お掃除コラム】簡単かつ安全にカビを退治し再発を予防する7つの方法!

忙しいからとお掃除を後回しにしていたら、あっという間にカビだらけになっていた!

・・・なんてこと、ありませんか?

特に浴室や暖房を効かせた部屋などは湿度が高く、カビの繁殖も活発です。

すでに大繁殖してしまったカビを見ると、強めの薬剤を使わなくてはいけなそうだし、なかなか時間も気持ちもさく気になれず、居心地が悪いと感じながらも、見て見ぬ振りをしてしまいがちです。

今回は簡単で安全なカビ取り方法をご紹介しましょう。

カビ退治の方法

 

0. まずは換気

カビ退治をする時、一番大切なことは換気です。

閉め切った部屋でカビ退治をすると、掃除でまき散ったカビが部屋に残り続けることとなり、カビの再発に繋がりやすくなります。

また、カビや薬剤を吸い込んでしまうことを防ぐするためにも、換気は必ず行いましょう。

1. こすって落とす

簡単に落とせそうなカビはこすって落とします。

この時、カビの生えている箇所を傷つけてしまわないように、柔らかいスポンジやブラシを使ってください。

力を入れないと取れないような場合は、こすって落とすという方法は諦めて、下に書いた別の方法を試しましょう。

2. 50℃のお湯をかける

ためしてガッテン!でも紹介されていた方法です。

カビは50℃の温度では生きていられません。

そのため、50℃のお湯をカビに90秒間かけ続けることで、カビを退治することができます。

50℃を超えた温度だと、火傷やカビが生えている箇所を傷める原因にもなりますので、なるべく50℃に近いお湯を使うようにしましょう。

3. 塩素系カビ取り剤を使う(用法をきちんと守って)

お湯をかける方法でカビを退治することはできるのですが、カビの死骸が黒く残ったままとなり、汚れを落とすことまではできません。

塩素系カビ取り剤なら、カビ退治と同時に漂白まで行なってくれるため便利です。

この時、カビ取り剤の用法を良く読み、とくに時間はきちんと守るようにしましょう。

時間が長すぎると材質を傷める原因となり、短すぎては思うような効果を得ることができません。

4. エタノールを使う

塩素系カビ取り剤を使うことに抵抗がある場合は、エタノールを使ってみてはいかがでしょうか?

濃度70%以上にしたエタノール水でカビを死滅させることができます。

エタノールは純度が高ければ良いというわけではなく、水を加えることで殺菌作用を持つようになり、薬局で扱われている消毒用エタノールは精製水によって80%の濃度に薄められているため、そのまま利用することができます。

この時気をつけたいのは、カビの飛び散りを防ぐため、カビの生えた部分に直接スプレーはしないで布巾になどにエタノールを含ませてからカビを拭き取るようにします。

拭き取った後もう一度、今度は直接スプレーすることで、胞子が拡散している箇所も消毒でき、効果的です。

エタノールには引火性があるため、火気には十分に注意が必要です。また、アルコールなどで溶けてしまうものに使用すると材質を傷めてしまうため、アクリル、ワックスといった塗料が使われている家具などは、確認をしてから使用しましょう。

再発防止にはこんな方法

 

5. 換気は頻繁に

カビ退治にも換気は必要ですが、カビ退治後、再発を防ぐためにもなるべく室内を乾燥させたいところです。

1日に3〜4回換気をすることで、湿気を外に逃し、常に部屋を乾燥させた状態に保つことができます。

6. 暖房の温度設定はやや低め

冬の窓は結露がびっしりで、ジメジメしてカビが生えやすい環境になります。

結露は屋内と屋外の温度差で生じやすくなりますから、極端に部屋を暖めすぎないほうがカビ予防には効果的です。

光熱費の節約にも繋がりますね。

7. エタノールで消毒

カビ退治をした後も、時々エタノールをスプレーしてあげるとカビを予防するのに効果的です。

カビが生えやすそうな箇所や空気中にスプレーすることで、空気中に潜んでいるカビも退治することができます。

まとめ

カビは一度発生させてしまうと、退治するのがなかなか大変です。しかも、ちょっと油断すると、驚くほど増殖してしまうという、なんとも厄介な存在でもあります。

たくさん発生させてしまうと、劇薬を使わなくてはどうにもならなくなってしまいますが、程度が軽ければ安全で簡単に退治することが可能です。

ちょっと面倒だなと思っても、見つけたらできるだけ早くカビを退治するように心がけましょう。また、常日頃のお掃除では十分な換気や消毒を取り入れることで、カビの増殖を抑えることができそうです。